
前後半でどちらが崩れやすい?
ゴルフはミスをどれだけ少なくするかを競うスポーツなので、よいスコアをだすためには体力、メンタル、運の三拍子が揃っている必要があります。
とはいえ、人間ですから18ホールの長丁場を常に安定して回るのは至難の技です。
ゴルファーにもよりますが、大体前半に調子が出ない人、後半で崩れやすい人で傾向が出るようです。
特に月1ゴルファーはそうですね。
周りのゴルファーにも聞いてみましたが、みなさん前後半のどちらかがスコアが悪いという認識があるようです。
私の周りでは4対6で、後半に崩れる人が多かったです。
この理由ってなんなのでしょうね。
傾向があるとすれば対策法があるわけです。
よいスコアを出すために、運はどうにもならないですが、体力、メンタルは準備や心構えで対策することができます。
今日は前後半で崩れるタイプに分けて、理由と対策を考えます。
前半が崩れやすいタイプ
「体が動かない、回っていない」
ゴルフは大抵、郊外のゴルフコースに車で行きますよね。運転は他の人がする場合もありますが、いずれにせよ、狭い空間で長時間同じ姿勢でいることになります。
ラウンドのスタート時間は朝早いですから、ただでさえ体は動かないのに、体は長時間の車移動で凝り固まっているので、なおさらいきなりティーショットを打ってうまくいく確率は低いです。
また、冬は寒いし厚着をするので、よりその傾向が出ます。
そこで以下対策をとりましょう。
「体を温める」
やり過ぎは疲れてしまうので禁物ですが、スタート前に体を温める目的で軽くショット練習をしましょう。
ラウンド前のパター練習はコースごとに異なる芝目や速さを見るためですので目的が異なりますが、ショット練習は体を温めて動くようにするために行いましょう。
いいショットが打てた打てないに一喜一憂するのはくれぐれも避けたほうが良いです。目的で違います。やり過ぎて疲れちゃうと本末転倒です。
また軽くストレッチをするのも非常にオススメです。1、2分程度でも十分効果があります。
「ラウンドが久しぶり」
月1ゴルファーにとっては仕方のないことですが、久し振りだと感覚が戻るまでに時間がかかります。ですので、致し方ないところですね。
また、久し振りのゴルフが楽しみで、良い想像が膨らみすぎて、いざラウンドが始まったら理想と現実のギャップが激しすぎてメンタルがやられるというオチもあります。
5コース目を過ぎたあたりから、本来の自分の実力を思い出していつも通りのプレーができるようになって、スコアに落ち着きがでる感じですね。
これは対策と言ってはなんですが、自分に過度な期待を抱かないこと、コースは出れないまでも土日くらいは練習に行くようにするなどで対策しましょう。
ゴルフはメンタルが大切です。
良くても悪くても一喜一憂しないことが、スコアが大ブレしないポイントですよ。
後半が崩れやすいタイプ
後半に崩れる人は、わかりやすい原因があることが多いです。
「前半のスコアがよかった」
一つは前半のスコアがよかったために、後半に期待し過ぎて力が入って崩れるというものです。
前半がよかったときは特に後半の入りが大切ですが、いずれにせよあまり前後半でスコアを分けて考えないほうが良いです。
3ホール単位とか、区切りをつけて考えるようにしましょう。極論をいえば毎ホール毎ホールの積み重ねで18ホールあるわけですから、ホール毎に頭を切り替えるようにするのが良いです。
私の周りの上級者には、ショットとショットの間はゴルフ以外の話をしたり、考えたりするようにして、ショットのときは極限まで集中するようにしている、という方がいますが、まさにコレですね。ホール毎どころか、ショット毎に頭を切り替えるわけです。
「集中力が切れた」
次に一つの悪いショットが原因で崩れることがあります。パッティングも案外多いですが、メンタルが切れてしまったことが原因ですね。
何度も言いますが、ゴルフはメンタルです(そんな漫画ありましたねw)切り替えが大切です。
「休憩」
スルーで回らない限り、前半と後半の間には大抵30分から1時間ほどの休憩があります。この休憩が後半のスコアを崩すことがあります。一度切れてしまったスイッチを入れ直すことに失敗すると集中を取り直すのに時間がかかります。
また、私もゴルフの楽しみの一つですが、クラブハウスのレストランで飲むビールも原因としては大きいです。
スポーツをされる方ならよくわかると思いますが、アルコールが入ってうまくいくスポーツはないですよね。そう、ゴルフもスポーツですから。時々、ビールを飲むと余計な力が抜けてうまくいく、という人もいますが、統計を取るとまあそんなわけはないですよね。
ビールを止めろとは言いません(私も飲みたいです)が、良いスコアとビール、どちらを取りますか?という話です。
ビールを飲んでも、後半スタート前にはストレッチくらいはするようにすると、多少効果がありますよ。
でも、ゴルフは楽しんでなんぼ、というのが私の持論なので、バランスをとって楽しくゴルフしましょう!
「疲れ」
そして、後半に崩れる最大の理由が「疲れ」です。
ゴルフは18ホールあります。4キロから8キロメートルの距離を歩くことになりますし、ショットの度に下半身への負荷が相当かかります。
結果、だんだん下半身が疲れてくるために、粘りがなくなり、スウェーしてしまったり、前傾が崩れたりして、トップ、ダフリが出だすわけです。
また、前日に練習し過ぎ、ラウンド前に練習し過ぎ、というのも良く聞く疲れの原因です。
対策としては、下半身を強化することです。スクワットとまではいかなくても、自転車で行ける距離は歩くとか、エレベーターに乗らずに階段を使うとか、工夫次第で下半身強化は可能です。
さらに前日や直前の激しい練習は避けましょう。ゴルフは18ホールでパープレーで72、パットを除けば36回ショットするだけです。まあ、パーオンしかしないとかありえませんが。
ですので、200球とか300球とかフルスイング練習して疲れちゃうよりも、少々のショット練習とアプローチ、パターの練習に時間とお金を使ったほうが結果が伴いますよ。無駄に疲れないですしね。
それでも疲れちゃったら、エネルギー補給の食べ物を用意しましょう。バナナがいいらしいです。
最後に「疲れ」は体力だけではなく、メンタルにも来ます。
切り替えの話をしましたが、頭が疲れちゃった時は糖分補給がオススメです。
私は飴を常備してますが、糖分を定期的に取って、メンタルの疲れも溜めないようにしましょう。
最後に
以上が前後半でスコアが崩れることへの対策法でした。
自分の傾向をつかんで、最適な対策をすることで良いスコアを出しちゃいましょう。
もちろんゴルフはスコアだけではないですが、スコアがよくなったことは、ゴルフがうまくなったことの一つの証拠です。
良いスコアを出せるようになるとゴルフがもっと楽しくなりますよ!