はじめに
こんにちは。リス太です。
今日はボールを置く位置についてです。
みなさん、クラブによってボールの位置を変えていますか?
どのクラブも同じ位置に置いているという方もいると思います。
さすがにドライバーとアイアンで同じ位置に置いている人はいないと思いますけどね笑
ドライバーはティーアップして打つので、クラブの最下点はボールの手前(飛球線と反対)で、クラブが上昇してからインパクトするので、左足側にボールを置きます。
一方アイアンはダウンブローに打ちたいので、クラブの最下点がボールよりも左(飛球線方向)になります。そのため、ボール位置は右足寄りになります。
ボール位置は、ゴルファーによってそれぞれです。
体格やスイングによってもしっくりくるボール位置は異なるからですね。
ただし、基本はありますし、クラブ種別とスイングの関係に応じてボール位置は変わるものです。
そこで、今回はボール位置の基本についてお話しします。
クラブとボール位置
ボール位置に関する考え方は大きく分けて2つあると思います。
つねに左足かかと内側の延長線上
ドライバーを含めた全クラブで左足かかと内側の延長線上にボールを置くという考え方です。
ドライバーは肩幅以上にスタンスを開いて構え、クラブが短くなるごとにスタンス幅が短くなっていきますが、ボール位置は常に左足かかと内側の延長線上です。
かのベン・ホーガンの練習教本『モダン・ゴルフ』でもかかれているボール位置です。
ベン・ホーガンはPGAツアーで64勝、メジャー9勝のすごい選手だったんですが、もっとすごいのは超一流選手にゴルフを教えることができたコーチとしての能力です。
著書の『モダン・ゴルフ』も有名で、現代のスイング理論の父と呼ばれています。シンプルで再現性の高いスイングを志向しています。
クラブによってボール位置を変える
採用しているゴルファーがもっとも多い、基本的な考え方です。
まず、ドライバーは左足かかと内側の延長線上にボールを置きます。
これは、どの考え方でも変わりません。
変わるのはドライバー以外のクラブですね。
この考え方では、ショートアイアンのボール位置を基準とします。
ショートアイアンではスタンスの真ん中にボールを置きます。
これを基準にクラブが長くなればボール位置を左に、短くなれば右に移動させます。
ここで注意点ですが、ショートアイアンでスタンスの位置を決めたら、左足の位置はずっと変わりません。右足の位置を変えます。
ショートアイアンはスタンスの中央にボールを置きます。
クラブが長くなれば右足を右に移動します。短くなれば右足を左に移動します。
こうすれば、相対的にボールをショートアイアンでは真ん中に、ミドルアイアン・ロングアイアンと長くなるにつれて徐々に左足寄り、ウェッジは右足寄りに置いていることになります。
非常に論理的で狂いのない考え方なので、ゴルフスクールなどで採用しているところが多いです。
どんな考え方でも、ドライバーのボール位置は常に一緒というお話しをしました。ただし、打ちたい球筋によっては変わります。
たとえばドローボールなら右に、フェードなら左にボールを移動させることが多いです。
おわりに
ほかにもドライバーを除き、ボールを常にスタンスの真ん中に置く考え方もありますが、こちらを採用すると長いクラブが相当右足寄りの感覚になり、打ちにくくなります。
常に左足かかと内側の延長線上にボールを置く考え方も、ショートアイアンでは左足に寄り過ぎる感覚になりそうです。
今回は2つの考え方を中心にお話ししましたが、自分に合ったボール位置を見つけてもらうことが重要です。
リス太も基本はショートアイアン基準の考え方ですが、ウェッジについてはスタンスの真ん中にボールを置いています。