バンカーは簡単!アマチュアがバンカーショットが苦手な理由

バンカーショット バンカーのコツ

バンカーショット

はじめに

リス太の周りのゴルファーにヒアリングしたところ、バンカーが得意だと豪語したゴルファーは一人もいませんでした。

いきなり始まりましたが、バンカーショットに苦手意識を持つゴルファーは多いですよね。たいていのゴルファーはバンカーでの大たたきの経験が苦手意識を助長する結果になっているはずです。

でも、プロゴルファーにとって、バンカーはものすごく簡単なショットだって言いますよね?

なんで、プロとアマチュアでこれだけ決定的な差が出てしまうのか、考えてみました。

バンカーショットの基本

バンカー

バンカーについては、グロースメディアでも何度も何度も打ち方のコツを書いてきました。
まとめると、

①フェースを開く
②オープンスタンス
③ハンドレイトで構える
④ボールの5cm手前を叩く
⑤腰、重心を落とす

こんな感じです。

実際にどれも正しいですし、バンカーショットを成功させるために重要なポイントです。
主にサンドウェッジを使用することが多いと思いますが、ボールに直接コンタクトするのではなくて、ボールの下にある砂を爆発させる勢いでボールを脱出させるのがコツですから、サンドウェッジのバンスをうまく使うこと、そしてあえてダフるように打つことがバンカーショットの基本になります。

ロフト角

普通のショットではダフったらミスになりますし、インパクトは非常にシビアなのがゴルフの難しいところですよね。

でも、バンカーショットでは逆にダフッていいですし、そもそも手打ちでもOKです。
とにかく重要なのは、バンスをうまく使うことだけですから、バンカーショットは簡単って言われるんですね。

それでも苦手なバンカーショット

バンカーショット

と、ここまで言ってもやっぱりバンカーは苦手ってゴルファーは多いはずなんです。

上でお話ししたバンカーショットの基本なんて、よほどゴルフを始めたばかりの人じゃない限り、みんな知っていることです。でも、苦手なんですね。バンカーショットは簡単だ、なんて思えないわけです。

なぜかと言うと、苦手の記憶を払拭できるほどバンカーショットをやってないんですね。つまり、圧倒的に経験が足りないんです。

練習場でドライバーやアイアン、アプローチの練習はしますよね。
パター練習なら家でもできます。

でも、バンカーって練習できないですよね。

どんなにバンカーショットは簡単だって言われて、それを頭ではわかっていても、体で理解したわけじゃないですし、本当に簡単かどうかは実際に練習してみないとわからないです。

いろんな打ち方を試してみて、小さな成功体験を積み重ねてやっと苦手意識がなくなるものですよね。

練習場ではバンカーがあるところも結構ありますから、定期的にバンカーショットの練習をすることは絶対おすすめします。練習しないと絶対うまくなれないですから。
練習すれば、バンカーって案外簡単だってすぐわかると思います。

水野リス太画像

リス太

リス太もバンカーショットが大っ嫌いでした。やっぱり大たたきした苦い記憶がそうさせていたわけですが、いろんな雑誌やWEBをかじってバンカーショットの基本通りにショットしてもダメなんですね。出るには出ますが全然飛ばないんです。今はフェースをオープンにして、目いっぱいオープンスタンスにすることにこだわり過ぎていた気がしますね。ボールに力が伝わらないんです。ブレークスルーのポイントはなんだかんだ、バンカーの練習量を増やしたことでした。おかげでそんなにフェースを開かなくていいんだって気づいたんです。

なんだかんだでバンカーショットには技術も必要

永井竜太郎バンカー

©スカイA

とはいえ、一応バンカーショットの基本がわかっているのに、どうしても苦手なゴルファーがいるのには、技術的な理由があります。

メンタル的には練習量でカバーできると思いますが、技術的にはすでにお話ししたバンカーショットの基本がわかっているのに、上手くいかないってことがあるんですよね。

そんな人は以下の3点を実践してみてください。
むしろバンカーショットの常識を捨ててみましょう。

①スタンスはスクエア
②フェースは開かない
③重心を落とす

さっきと言ってること違うじゃんって突っ込まれそうですね。

でも、良いんです。
だって、基本通りにやってうまくいかないわけですから変えないと。

クラブはSWでもAWでも結構です。一応SWを前提でお話しします。

まず、フェースもスタンスもスクエアでOKです。
フェースを開きすぎると、ボールに力が伝わらず、全然飛ばない、なんてこともあると思います。

そんなときは、フェースを開くのも、スタンスを開くのもやめましょう。
もともとフェースを開くのは、ウェッジのバンスを使いたいからでしたね。
フェースは開かなくても、ウェッジのバンスは使えますから問題ありません。
結果、スタンスもスクエアでOKです。

その代わり、③の重心を落とすことだけは守りましょう。
ハンドダウンに構えるためでもあります。

バンカーショット

あとは手打ちでOKなので、緩まないようにフィニッシュまで振り切ればボールはきれいにバンカーを脱出できますよ。

ちなみに重心を落としたら、フィニッシュまで重心の高さが変わらないようにすることが重要です。

バンカーが苦手な人は、どうしてもすくい打ちになりやすいですが、フィニッシュまで重心の高さが変わらないことに気をつければ、すくい打ちを防げます。

併せて、フォローを低く出すことに注意しましょう。
上げるのではなく、低く低く出すようにすれば、逆にボールが上がることに気づくはずです。

おわりに

バンカーショットは簡単といわれますが、ただでさえバンカーが苦手なゴルファーがどんなに簡単だ簡単だと言われたところで、何の解決にもなりません。

バンカーの苦手を克服するには、練習量を増やすことと常識を忘れること、この2点です。

案外簡単にバンカーが得意になると思いますよ☆

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